この記事では、ブラザーインクジェットプリンターDCP-J929NとDCP-J928Nの違いを、購入前に迷いやすいポイントに絞って比較します。
結論からいうと、新しいモデルを選びたいならDCP-J929N、有線LANやレーベル印刷まで使いたいならDCP-J928Nが候補です。
そこで、仕様表だけでは分かりにくい給紙枚数、印刷コスト、接続方法、インク型番の違いまで整理し、後悔しにくい選び方をまとめます。
先に結論!DCP-J929Nは新しさ重視、DCP-J928Nは機能の幅重視
DCP-J929NとDCP-J928Nは、どちらもブラザーのA4対応インクジェット複合機です。プリント、コピー、スキャン、ADF、自動両面印刷を備える点は共通しています。
ただし、細かく見ると向いている人は違います。DCP-J929Nは新しい標準モデルとして扱いやすく、DCP-J928Nは有線LANやレーベル印刷など機能の幅が魅力です。
比較表で先に違いを確認
まずは、購入前に見ておきたい主な違いを一覧で確認しましょう。
| 比較項目 | DCP-J929N | DCP-J928N |
|---|---|---|
| 位置づけ | 2025年発売の標準モデル | 2023年発売の旧モデル |
| 本体サイズ | 約390×343×182.5mm | 約400×341×172mm |
| 質量 | 約7.6kg | 約8.4kg |
| 普通紙給紙枚数 | 最大150枚 | 最大100枚 |
| 接続方法 | USB、無線LAN | USB、有線LAN、無線LAN |
| レーベルプリント | 公式仕様上は記載なし | 対応 |
| インク型番 | LC511シリーズ | LC411シリーズ系 |
表で見ると、DCP-J929Nは給紙枚数や本体の軽さが目立ちます。一方で、DCP-J928Nは有線LANとレーベルプリントに対応している点が大きな違いです。
特に家庭内でWi-Fi接続だけを使うならDCP-J929Nでも十分ですが、安定した有線接続やディスク印刷を使うならDCP-J928Nのほうが用途に合いやすくなります。
どっちを選ぶかの結論
選び方を先にまとめると、迷ったときは「新しさを取るか、機能の幅を取るか」で判断すると分かりやすいです。
| 重視すること | 選びやすい機種 | 理由 |
|---|---|---|
| 新しいモデルを選びたい | DCP-J929N | 2025年発売の標準モデルだから |
| 普通紙を多めに入れたい | DCP-J929N | 最大150枚給紙に対応しているから |
| 本体を少しでも軽くしたい | DCP-J929N | 約7.6kgでDCP-J928Nより軽いから |
| 有線LANで接続したい | DCP-J928N | 有線LANに対応しているから |
| CDやDVDのレーベル印刷をしたい | DCP-J928N | レーベルプリントに対応しているから |
| 型落ち価格を狙いたい | DCP-J928N | 販売状況によって安く買える可能性があるから |
DCP-J929Nは、普段使いのプリンターとしてバランスよく選びたい人に向いています。給紙枚数が増え、本体も軽くなっているため、家庭用や在宅ワーク用として選びやすいモデルです。
DCP-J928Nは、旧モデルでも機能面を重視したい人に向いています。有線LANやレーベル印刷を使う予定があるなら、価格だけでなく機能差を見て判断しましょう。
DCP-J929NとDCP-J928Nを7項目で比較
ここからは、DCP-J929NとDCP-J928Nを7つの項目で詳しく比較します。
どちらも同じブラザーのA4複合機ですが、接続方法や用紙まわりには見落としやすい違いがあります。
発売時期と現行性の違い
| 比較項目 | DCP-J929N | DCP-J928N |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2025年10月中旬 | 2023年モデル |
| モデルの見方 | 新しい標準モデル | 旧モデル、型落ち候補 |
| 選び方 | 長く使う前提で選びやすい | 価格次第でお得感が出やすい |
DCP-J929Nは、2025年発売の標準モデルです。新しい機種を選びたい人や、これから数年使う前提で購入したい人に向いています。
一方、DCP-J928Nは旧モデルにあたるため、販売店によって在庫や価格に差が出やすい点に注意が必要です。型落ちだから悪いのではなく、必要な機能が残っていて価格が合えば狙い目です。
ただし、旧モデルは在庫限りになることもあります。色や販売店を選びたい場合は、早めに確認しておくと安心です。
サイズと重さの違い
| 比較項目 | DCP-J929N | DCP-J928N |
|---|---|---|
| サイズ | 約390×343×182.5mm | 約400×341×172mm |
| 質量 | 約7.6kg | 約8.4kg |
| 置きやすさ | 横幅がややコンパクト | 高さはやや低め |
DCP-J929Nは、横幅が約390mmでDCP-J928Nよりやや短く、質量も約7.6kgと軽めです。棚やデスクの横幅に余裕が少ない場合は、DCP-J929Nのほうが置きやすい可能性があります。
DCP-J928Nは高さが約172mmで、DCP-J929Nより低めです。上部に棚がある場所へ置く場合は、高さも確認しておきましょう。
プリンターは設置後に用紙補充やインク交換を行うため、サイズ表の数字だけでなく、前後左右に少し余裕を持たせることが大切です。
給紙枚数と用紙まわりの違い
| 比較項目 | DCP-J929N | DCP-J928N |
|---|---|---|
| 普通紙給紙枚数 | 最大150枚 | 最大100枚 |
| 手差しトレイ | 1枚 | 1枚 |
| ADF | 最大20枚 | 最大20枚 |
| 自動両面印刷 | 対応 | 対応 |
普通紙の給紙枚数は、DCP-J929Nが最大150枚、DCP-J928Nが最大100枚です。書類印刷が多い人は、DCP-J929Nのほうが紙を補充する回数を減らしやすくなります。
ADFはどちらも最大20枚に対応しています。複数枚の書類をまとめてコピーやスキャンしたい人にとって、ここは大きな差ではありません。
印刷量が多い人はDCP-J929N、写真用紙やはがきなど用紙の使い分けを重視する人はDCP-J928Nの用紙構成も確認して選ぶと失敗しにくいです。
接続方法の違い
| 比較項目 | DCP-J929N | DCP-J928N |
|---|---|---|
| USB接続 | 対応 | 対応 |
| 無線LAN | 対応 | 対応 |
| 有線LAN | 公式仕様上は記載なし | 対応 |
| Wi-Fi Direct | 対応 | 対応 |
接続方法で大きく違うのは、有線LANの有無です。DCP-J929NはUSBと無線LANが中心ですが、DCP-J928Nは有線LANにも対応しています。
自宅のWi-Fi環境が安定しているなら、DCP-J929Nでも使いやすいでしょう。スマホやノートパソコンから印刷する機会が多い家庭では、無線LAN対応で十分なケースもあります。
一方で、ルーターの近くに置いて安定接続したい、会社や事務所で有線ネットワークに入れたい場合はDCP-J928Nが候補になります。有線LANが必要な人は、ここを最優先で確認してください。
印刷スピードとランニングコストの違い
| 比較項目 | DCP-J929N | DCP-J928N |
|---|---|---|
| A4カラー普通紙 | 約14.5ipm | 約16.5ipm |
| A4モノクロ普通紙 | 約15ipm | 約17ipm |
| A4カラー文書コスト | 約11.4円/ページ | 約10.4円/枚 |
| A4モノクロ文書コスト | 約2.9円/ページ | 約3.2円/枚 |
| L判写真コスト | 約31.0円/枚 | 約24.2円/枚 |
印刷スピードは、公式仕様上ではDCP-J928NのほうがA4カラー、A4モノクロともに数値が高くなっています。大量印刷の速さだけを見るなら、DCP-J928Nにも魅力があります。
ランニングコストは、カラー文書とL判写真ではDCP-J928N、モノクロ文書ではDCP-J929Nがやや有利です。ただし、実際のコストは印刷内容や使用するインク、用紙によって変わります。
家庭でたまに印刷する程度なら差を感じにくいこともありますが、毎月多く印刷するならインクコストは重要です。本体価格だけでなく、よく印刷するものの種類に合わせてランニングコストを見ることが大切です。
レーベル印刷とダイレクトプリントの違い
| 比較項目 | DCP-J929N | DCP-J928N |
|---|---|---|
| USBフラッシュメモリー | JPEG対応 | JPEG対応 |
| メモリーカード | 公式仕様上は記載なし | SD、SDHC、SDXCなどに対応 |
| レーベルプリント | 公式仕様上は記載なし | CD/DVD/BDレーベルプリント対応 |
| 向いている用途 | 一般的な文書、写真、コピー | ディスク印刷やメディアからの印刷 |
DCP-J928Nは、CD/DVD/BDレーベルプリントに対応しています。写真や動画をディスクに残す人、仕事や趣味でディスクの表面を印刷したい人には見逃せない違いです。
DCP-J929NもUSBフラッシュメモリーからのJPEG印刷には対応していますが、DCP-J928Nのようなメモリーカード対応やレーベル印刷を重視する人は注意しましょう。
最近はディスクを使う機会が減っていますが、必要な人にとっては代替しにくい機能です。レーベル印刷を一度でも使う予定があるならDCP-J928Nを優先して検討する価値があります。
インク型番と維持しやすさの違い
| 比較項目 | DCP-J929N | DCP-J928N |
|---|---|---|
| インク構成 | 4色独立 | 4色独立 |
| ブラック | 顔料 | 顔料 |
| カラー | 染料 | 染料 |
| 主なインク型番 | LC511シリーズ | LC411シリーズ系 |
| 注意点 | 新しい型番の在庫確認が必要 | 旧モデル用インクの価格確認が必要 |
どちらも4色独立インクで、ブラックは顔料、カラーは染料の構成です。文書の黒文字をくっきり印刷しつつ、写真やカラー印刷も扱いやすいバランスです。
違いはインク型番です。DCP-J929NはLC511シリーズ、DCP-J928NはLC411シリーズ系が主な対応インクになります。
インクは継続して購入する消耗品なので、プリンター本体だけで判断すると後悔することがあります。購入前には、純正インクの価格、セット販売の有無、近くの店舗や通販での入手しやすさも確認しましょう。
DCP-J929NとDCP-J928Nをおすすめする人
ここまでの比較をもとに、どちらを選ぶべきかを用途別にまとめます。
同じA4複合機でも、重視するポイントが違うだけで選ぶべき機種は変わります。
DCP-J929Nがおすすめな人
DCP-J929Nは、新しい標準モデルを選びたい人に向いています。普通紙を最大150枚入れられるため、文書印刷が多い家庭や在宅ワークにも使いやすいです。
おすすめなのは、次のような人です。
- 新しいモデルを選びたい人
- 普通紙を多めにセットしたい人
- 本体を少しでも軽くしたい人
- 有線LANやレーベル印刷を使わない人
- 文書、コピー、スキャンをバランスよく使いたい人
DCP-J929Nは、特別な機能を盛り込みすぎず、日常使いで必要な機能をまとめたモデルです。迷ったときに選びやすいのは、新しい標準モデルのDCP-J929Nです。
DCP-J928Nがおすすめな人
DCP-J928Nは、型落ちでも機能の幅を重視したい人に向いています。有線LANやレーベル印刷を使う予定があるなら、DCP-J929Nより用途に合う可能性があります。
おすすめなのは、次のような人です。
- 有線LANで安定接続したい人
- CD、DVD、BDのレーベル印刷をしたい人
- メモリーカードから写真を印刷したい人
- 旧モデルでも機能が合えば問題ない人
- 在庫品や価格次第でお得に購入したい人
DCP-J928Nは、旧モデルだから単純に劣るわけではありません。むしろ、有線LANやレーベル印刷を使う人にとっては、DCP-J928Nのほうが満足度が高くなる可能性があります。
購入前に確認したい3つの注意点
DCP-J929NとDCP-J928Nで迷うときは、スペック表だけでなく実際の使い方を想像して選ぶことが大切です。
ここでは、購入後に後悔しやすい3つの確認ポイントを整理します。
有線LANが必要か確認する
まず確認したいのは、有線LANを使うかどうかです。Wi-Fiだけで十分ならDCP-J929Nでも選びやすいですが、有線接続が必要ならDCP-J928Nが候補になります。
特に、事務所や家族共有のプリンターとして使う場合、接続の安定性を重視する人もいます。ルーターの近くにプリンターを置ける環境なら、有線LAN対応のメリットは大きくなります。
反対に、スマホやノートパソコンから気軽に印刷する程度なら、無線LAN中心でも困りにくいです。接続方法はあとから機能追加できないため、購入前に必ず確認しましょう。
レーベル印刷を使うか確認する
DCP-J928Nの大きな特徴が、CD/DVD/BDレーベルプリントへの対応です。ディスク印刷を使う人にとっては便利ですが、使わない人には不要な機能でもあります。
最近は写真や動画をクラウドやUSBメモリーで管理する人も増えているため、レーベル印刷が本当に必要かを考えておきましょう。
ただし、趣味、学校行事、仕事の納品などでディスクを使う人は、対応機種を選ぶ必要があります。一度でもレーベル印刷を使う予定があるなら、DCP-J928Nを候補から外さないほうが安心です。
本体価格だけでなくインクも確認する
プリンター選びでは、本体価格だけで決めないことが重要です。インクジェットプリンターは、購入後もインク代がかかるため、対応インクの価格や入手しやすさが使い勝手に影響します。
DCP-J929NとDCP-J928Nは対応するインク型番が異なります。すでにブラザーの別機種を使っている場合でも、手持ちのインクが流用できるとは限りません。
購入前には、本体価格、純正インクの価格、セット販売、在庫、保証条件を合わせて確認しましょう。型落ちモデルを安く買えても、必要なインクが高いと総額では差が縮まることがあります。
DCP-J929NとDCP-J928Nでよくある質問
DCP-J929NとDCP-J928Nを比較するときに、購入前によく迷いやすい疑問をまとめます。
Q1. DCP-J929NとDCP-J928Nはどっちが新しいですか?
A1. 新しいのはDCP-J929Nです。DCP-J929Nは2025年発売の標準モデルで、DCP-J928Nは2023年モデルです。
Q2. DCP-J929NとDCP-J928Nの大きな違いは何ですか?
A2. 主な違いは、給紙枚数、重さ、有線LANの有無、レーベル印刷の有無、インク型番です。DCP-J929Nは新しさと給紙枚数、DCP-J928Nは接続方法やレーベル印刷に強みがあります。
Q3. 有線LANを使うならどちらがおすすめですか?
A3. 有線LANを使うならDCP-J928Nがおすすめです。DCP-J929Nは公式仕様上、USBと無線LANが中心です。
Q4. レーベル印刷をしたい場合はどちらを選ぶべきですか?
A4. CD、DVD、BDのレーベル印刷をしたい場合はDCP-J928Nを選ぶのが無難です。DCP-J928Nはレーベルプリントに対応しています。
Q5. 印刷コストはどちらが安いですか?
A5. 公式仕様上では、カラー文書やL判写真はDCP-J928N、モノクロ文書はDCP-J929Nがやや有利です。ただし、実際のコストは印刷内容やインク購入価格によって変わります。
Q6. 普段使いならどちらを選ぶと後悔しにくいですか?
A6. 有線LANやレーベル印刷を使わないなら、DCP-J929Nが選びやすいです。新しい標準モデルで、普通紙を最大150枚セットできるため、家庭用や在宅ワーク用に向いています。
DCP-J929NとDCP-J928Nの比較まとめ
DCP-J929NとDCP-J928Nは、どちらもプリント、コピー、スキャン、ADF、自動両面印刷を備えたA4インクジェット複合機です。新しいモデルを選びたい人、普通紙を多めに入れたい人、本体の軽さを重視する人にはDCP-J929Nが向いています。
一方で、有線LAN、レーベル印刷、メモリーカードからの印刷を使いたい人はDCP-J928Nを検討する価値があります。旧モデルでも、自分の使い方に合う機能が残っていれば満足度は高くなります。
選ぶときは、本体価格だけでなく、接続方法、レーベル印刷の必要性、対応インク、在庫状況まで確認しましょう。迷ったら、Wi-Fi中心の普段使いならDCP-J929N、有線LANやディスク印刷まで使うならDCP-J928Nという基準で選ぶと失敗しにくいです。


