ブラザーのA3対応インクジェット複合機を探していると、MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWで迷う人は多いです。どちらもA3印刷、コピー、スキャン、ファクスに対応し、2段トレイと多目的トレイを備えたビジネス向けの便利なモデルです。
ただし、印刷スピード、ファーストプリント、耐久性、インクコスト、長尺印刷への対応などを比べると、使い勝手にははっきりした違いがあります。
この記事では、スペック表だけでは見えにくい実際の選び方まで整理しながら、MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWの違いを比較します。自宅兼オフィス、店舗、事務所、学習用プリントなど、どちらを選べばよいか迷っている方は参考にしてください。
MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWはどんな人向け?
まず知っておきたい2機種の立ち位置
MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWは、どちらもブラザーのA3対応インクジェット複合機です。A3印刷だけでなく、A3コピー、A3スキャン、ファクス、有線LAN、無線LANにも対応しているため、家庭用というよりは、仕事や作業量の多い家庭向けという立ち位置になります。
大きな違いは、MFC-J7300CDWのほうが後発の高性能モデルとして、印刷スピードや耐久性が強化されている点です。A4カラーとモノクロの片面印刷はどちらも約28ipmで、ファーストプリントもカラー約4.6秒、モノクロ約4.4秒と速めです。
一方、MFC-J6983CDWはA4カラー約20ipm、モノクロ約22ipmで、十分な性能を持ちながらも、MFC-J7300CDWより一世代前の選択肢として考えるとわかりやすいです。
つまり、速さと長く使う安心感を重視するならMFC-J7300CDW、価格や入手しやすさを重視しつつA3複合機の基本機能を押さえたいならMFC-J6983CDWが候補になります。
どちらも「小型のA4プリンターでは物足りない」と感じている人に向いていますが、毎日大量に印刷するかどうかで選び方は変わります。
A3対応プリンターが必要になる場面
A3対応プリンターが必要になるのは、単に「大きく印刷したい」ときだけではありません。たとえば、店舗の掲示物、メニュー表、図面、学校や塾の教材、一覧表、プレゼン資料、社内掲示、契約書の控えなど、A4では少し見づらい資料を扱う場面で便利です。
特にA3は、文字や表を広く配置できるので、情報量が多い資料でも読みやすくなります。A4を2枚並べるよりも、1枚のA3にまとめたほうが管理しやすいこともあります。
また、A3コピーやA3スキャンができると、紙の資料をそのまま電子化したり、原寸に近い形で複製したりできるため、仕事の手間を減らせます。
MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWは、どちらも最大用紙サイズがA3です。
そのため、A3印刷・A3コピー・A3スキャンを1台で済ませたい人にとって、かなり便利な選択肢になります。
A4中心でも、月に数回A3を使うなら、コンビニや外注に行く手間を考えると、自宅や事務所に1台あるメリットは大きいです。
家庭用と業務用の境目はどこ?
プリンター選びで迷いやすいのが、「家庭用で十分なのか、業務用に近いモデルが必要なのか」という点です。
目安になるのは、印刷枚数、用紙サイズ、給紙の手間、コピーやスキャンの頻度です。
年賀状や写真、たまに書類を印刷する程度ならA4家庭用モデルでも十分ですが、A3資料を扱う、毎週まとまった枚数を印刷する、コピーやスキャンもよく使う場合は、A3対応複合機のほうが快適です。
MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWは、どちらも最大給紙枚数が600枚です。上段トレイ、下段トレイ、多目的トレイを使い分けられるため、A4普通紙、A3用紙、はがき、封筒などを入れ替える手間を減らせます。
これは、家庭用プリンターよりも業務寄りの大きな魅力です。
特に、請求書や資料、教材、チラシなどをよく印刷する環境では、用紙交換の回数が少ないことが作業効率に直結します。
反対に、置き場所が限られていて印刷頻度も低いなら、A3複合機はサイズが大きく感じる可能性があります。
便利さだけでなく、置き場所と使用頻度のバランスも見て選びましょう。
旧モデルと新モデルで迷いやすい理由
MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWで迷う理由は、どちらもA3対応で、コピー、スキャン、ファクス、ネットワーク接続、多目的トレイなど、主要な機能がかなり似ているからです。
ぱっと見ただけでは「どちらでも同じでは?」と思いやすい組み合わせです。
しかし、細かく見ると差はあります。MFC-J7300CDWは片面印刷がカラー・モノクロとも約28ipmで、MFC-J6983CDWより速く、ファーストプリントも短くなっています。
さらに、MFC-J7300CDWは製品寿命の目安が約30万ページまたは7年間のいずれか早い方とされており、MFC-J6983CDWの約15万ページという目安より長めです。
ここで注意したいのは、安いからという理由だけで選ぶと、印刷枚数が多い人ほど後悔しやすいことです。
印刷が少ない人にとってはMFC-J6983CDWでも十分ですが、毎日使うならスピードや耐久性の差が積み重なります。
購入時の価格だけでなく、何年使う予定か、月に何枚印刷するかを考えることが大切です。
失敗しない選び方の考え方
失敗しないためには、最初に「何を一番重視するか」を決めるのが近道です。
速度を重視するのか、コストを重視するのか、耐久性を重視するのか、それとも価格を重視するのかで、選ぶべき機種は変わります。
MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWはどちらも優秀ですが、向いている使い方は同じではありません。
目安として、毎日20枚以上印刷する、カラー資料をよく出す、仕事の待ち時間を減らしたい、長く使いたいという人はMFC-J7300CDWが合いやすいです。
反対に、印刷頻度はそこまで高くない、A3対応や2段トレイがあれば十分、価格を抑えたいという人はMFC-J6983CDWも候補になります。
| 重視するポイント | 向いている機種 | 理由 |
|---|---|---|
| 印刷スピード | MFC-J7300CDW | カラー・モノクロとも約28ipmで速い |
| 耐久性 | MFC-J7300CDW | 約30万ページまたは7年間が目安 |
| 基本機能と価格のバランス | MFC-J6983CDW | A3複合機として必要な機能を備えている |
| A3コピー・スキャン | どちらも対応 | A3資料を扱う環境で便利 |
このように、使う枚数と使う年数を基準にすると、選び方はかなりすっきりします。
印刷スピードと待ち時間の違いをチェック
MFC-J7300CDWはスピード重視の人に向く
MFC-J7300CDWの大きな魅力は、印刷スピードの速さです。A4片面印刷ではカラー・モノクロともに約28ipmで、ビジネス文書や資料をまとめて印刷するときに差が出やすい性能です。
MFC-J6983CDWはカラー約20ipm、モノクロ約22ipmなので、数字だけを見ると大きな差に感じないかもしれませんが、10枚、30枚、50枚と印刷枚数が増えるほど、待ち時間の違いははっきりしてきます。
たとえば、会議前に資料を急いで印刷する場面や、店舗のチラシをまとめて出す場面では、1枚あたりの差が積み重なります。
プリンターの前で待つ時間が短くなると、ほかの作業に移りやすくなり、仕事全体の流れも止まりにくくなります。
また、MFC-J7300CDWはファーストプリントもカラー約4.6秒、モノクロ約4.4秒と短めです。
1枚だけ印刷するときも反応が速いので、少量印刷と大量印刷のどちらでも快適に使いやすいモデルです。
スピードを重視するなら、MFC-J7300CDWを中心に考える価値があります。
MFC-J6983CDWでも十分なケース
MFC-J6983CDWは、MFC-J7300CDWと比べると印刷速度では劣りますが、A4カラー約20ipm、モノクロ約22ipmという性能は、一般的な事務作業では十分使いやすい水準です。
毎日大量に印刷するわけではなく、数枚から十数枚程度の資料を印刷する使い方なら、大きな不満を感じにくいでしょう。
MFC-J6983CDWの強みは、A3対応、2段トレイ、多目的トレイ、A3コピー、A3スキャン、ファクスといった実用機能をしっかり備えている点です。
印刷スピードだけを見ればMFC-J7300CDWが有利ですが、使う場面によってはMFC-J6983CDWでも十分に役割を果たします。
特に、自宅事務所や小規模店舗で「毎日少しずつ使う」「A3が必要なときだけ使う」というスタイルなら、MFC-J6983CDWはコストを抑えた現実的な選択肢になります。
ただし、複数人で共有して使う場合や、印刷待ちがよく発生する環境では、速度差を軽く見ないほうが安心です。
カラー印刷が多い人はどこを見るべき?
カラー印刷が多い人は、まず印刷速度とランニングコストを確認しましょう。
MFC-J7300CDWはA4カラー約28ipm、カラー文書のインクコストは約7.5円です。
MFC-J6983CDWはA4カラー約20ipm、カラー文書のインクコストは約7.8円です。
差はわずかに見えますが、カラー資料を大量に印刷する人ほど、速度とコストの両方でMFC-J7300CDWのほうが有利になりやすいです。
カラー印刷では、グラフ、表、画像、ロゴ、色付きの資料などを扱うことが多くなります。
そのため、1枚あたりの印刷時間が長いと、まとまった部数を印刷するときに待ち時間が伸びます。
チラシ、提案書、教材、店舗POPなどをよく作るなら、カラー印刷の速さは思った以上に大切です。
また、カラー文書はモノクロよりインク消費が増えやすいため、毎月の印刷枚数もあわせて考える必要があります。
数枚程度なら差は小さくても、月に数百枚印刷するなら、わずかなコスト差や速度差が積み重なります。
カラー中心なら、MFC-J7300CDWのほうが安心して選びやすいです。
モノクロ文書中心なら差は出る?
モノクロ文書中心の場合も、差はあります。MFC-J7300CDWはA4モノクロ約28ipm、MFC-J6983CDWは約22ipmです。
文字だけの請求書、見積書、学習プリント、議事録、申込書などを多く印刷するなら、MFC-J7300CDWのほうがテンポよく作業できます。
モノクロ印刷は1枚あたりのコストも重要です。MFC-J7300CDWはモノクロ約2.0円、MFC-J6983CDWは約2.1円です。
差はとても小さいですが、速度面ではMFC-J7300CDWのほうがわかりやすく有利です。
大量の文字資料を出す場面では、印刷完了までの時間が短いだけで作業の進み方が変わります。
ただし、月に数十枚程度のモノクロ印刷なら、MFC-J6983CDWでも十分です。
モノクロ中心だから安い機種でよいと決めつけるのではなく、印刷する枚数と急ぎの場面がどれくらいあるかを考えましょう。
資料を急いでそろえる機会が多い人ほど、MFC-J7300CDWのスピードが助けになります。
仕事の効率に直結するポイント
プリンターの速度は、単に印刷が速いかどうかだけの問題ではありません。
仕事の途中で印刷待ちが発生すると、確認、配布、郵送、保管といった次の作業も止まります。
特に、複数人で1台を共有している事務所では、プリンター待ちが小さなストレスになりやすいです。
MFC-J7300CDWは、片面印刷だけでなく両面印刷もカラー・モノクロとも約21ipmです。
MFC-J6983CDWは両面印刷がカラー約11ipm、モノクロ約12ipmなので、両面資料をよく作る人は差を感じやすいでしょう。
紙を節約するために両面印刷をよく使うなら、MFC-J7300CDWの速さはかなり魅力です。
| 項目 | MFC-J7300CDW | MFC-J6983CDW |
|---|---|---|
| A4カラー片面 | 約28ipm | 約20ipm |
| A4モノクロ片面 | 約28ipm | 約22ipm |
| A4カラー両面 | 約21ipm | 約11ipm |
| A4モノクロ両面 | 約21ipm | 約12ipm |
| ファーストプリント | カラー約4.6秒・モノクロ約4.4秒 | カラー約6.0秒・モノクロ約5.5秒 |
この表を見ると、両面印刷をよく使う人ほどMFC-J7300CDWの差が出やすいことがわかります。
印刷量が多い環境では、速さは便利機能ではなく、作業時間を減らすための大切な性能です。
ランニングコストとインクの違いを比較
1枚あたりの印刷コストはどれくらい違う?
ランニングコストを比べると、MFC-J7300CDWはA4カラー文書が約7.5円、モノクロ文書が約2.0円です。
MFC-J6983CDWはA4カラー文書が約7.8円、モノクロ文書が約2.1円です。
数字だけ見ると、差は大きくありません。
そのため、印刷枚数が少ない人にとっては、インクコストだけで決定的な違いになるケースは少ないです。
ただし、毎月数百枚、年間で数千枚印刷する場合は、少しの差でも積み重なります。
さらに、ランニングコストはインク代だけでなく、印刷ミス、紙代、メンテナンスの手間、作業時間も関係します。
印刷スピードが速く、耐久性の高いMFC-J7300CDWは、長く使う前提では総合的に見て有利になりやすいです。
重要なのは、1枚あたりの差だけでなく、使う枚数で考えることです。
月に50枚なら差は小さいですが、月に500枚、1000枚と増えるほど、コストと時間の両方が気になります。
印刷枚数が多い人はMFC-J7300CDWを優先して検討すると、あとから不満が出にくいでしょう。
全色顔料インクのメリット
MFC-J7300CDWは4色顔料独立カートリッジ方式です。
顔料インクは、文字や線がくっきりしやすく、ビジネス文書や表、グラフを印刷するのに向いています。
にじみにくい仕上がりが期待できるため、請求書、契約書、提案資料、教材など、読みやすさを重視する印刷物と相性がよいです。
MFC-J6983CDWもビジネス文書向けの画質を意識したモデルで、カラーインクを改良し、文字やグラフを鮮明に見せる設計です。
写真の美しさを最優先するプリンターというより、文書、表、図、カラー資料を見やすく印刷するための複合機と考えるとわかりやすいです。
また、独立カートリッジ方式なので、なくなった色だけ交換できます。
複数色が一体になったカートリッジより無駄が出にくく、色ごとの使用量に合わせて交換できるのが利点です。
カラー資料をよく印刷する人にとって、インク交換のしやすさや管理のしやすさは、毎日の使いやすさにつながります。
大量印刷する人が注意したいこと
大量印刷する人が見るべきポイントは、インクコストだけではありません。
耐久性、給紙枚数、排紙枚数、両面印刷の速度、インク交換の頻度も大切です。
MFC-J7300CDWは製品寿命の目安が約30万ページまたは7年間のいずれか早い方で、MFC-J6983CDWは約15万ページが目安です。
毎日使うなら、この差はかなり大きな判断材料になります。
大量印刷では、用紙を何度も補充する手間も気になります。
両機種とも最大給紙枚数は600枚で、上段250枚、下段250枚、多目的トレイ100枚に対応しています。
A4とA3を分けて入れたり、普通紙とはがき・封筒を使い分けたりできるので、用紙交換の手間を減らせます。
ただし、印刷量が多いのに本体価格だけで選ぶのは危険です。
本体を長く使うなら、耐久性の余裕があるほうが安心です。
週に数回まとめて大量印刷する人、事務所で複数人が共有する人、教材やチラシをよく作る人は、MFC-J7300CDWのほうが使い方に合いやすいでしょう。
インク代だけで判断すると危ない理由
プリンターを選ぶとき、つい「1枚いくらか」だけを見てしまいがちです。
もちろんランニングコストは大切ですが、インク代だけで選ぶと、実際に使い始めてから不満が出ることがあります。
たとえば、印刷が遅い、両面印刷に時間がかかる、給紙の入れ替えが多い、耐久性に不安がある、といった部分は数字に見えにくいコストです。
MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWのインクコストは、カラーで約0.3円、モノクロで約0.1円の差です。
この差だけを見ると小さく感じますが、MFC-J7300CDWは速度と耐久性で優位です。
つまり、インク代だけではなく、時間の節約や長期使用の安心感まで含めて判断する必要があります。
特に仕事で使う場合、待ち時間もコストの一部です。
印刷完了を待っている数分が毎日積み重なると、意外と大きな時間になります。
プリンターは一度買うと数年使うことが多いので、購入時だけでなく、使っている間の快適さまで考えましょう。
長く使うほど差が出るコスト感
短期間だけ使うなら、本体価格の安さを優先してもよいかもしれません。
しかし、3年、5年と使う前提なら、印刷スピード、耐久性、インク交換のしやすさ、用紙対応の幅などがじわじわ効いてきます。
MFC-J7300CDWは約30万ページまたは7年間という目安があり、長期使用を考える人にとって安心感があります。
MFC-J6983CDWは約15万ページの高耐久モデルとして十分な力がありますが、印刷量が多い環境ではMFC-J7300CDWの余裕が魅力です。
たとえば月に1000枚印刷する場合、年間で約1万2000枚になります。
数年使うと、耐久性や印刷速度の差が無視できなくなります。
| 比較項目 | MFC-J7300CDW | MFC-J6983CDW |
|---|---|---|
| カラーコスト | 約7.5円 | 約7.8円 |
| モノクロコスト | 約2.0円 | 約2.1円 |
| 耐久性の目安 | 約30万ページまたは7年間 | 約15万ページ |
| 向いている使い方 | 長く多く使う | 基本機能を手頃に使う |
長く使うなら、安く買うことより、無理なく使い続けられることが大切です。
印刷量が多いほど、MFC-J7300CDWの価値は感じやすくなります。
コピー・スキャン・用紙対応の使いやすさ
A3コピーやA3スキャンでできること
MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWは、どちらもA3コピーとA3スキャンに対応しています。
これは、A3対応プリンターを選ぶうえでかなり重要なポイントです。
A3印刷だけできても、A3の紙資料をコピーしたり、スキャンして保存したりできなければ、使い道が限られてしまいます。
A3コピーができると、図面、ポスター、掲示物、教材、手書き資料などをそのまま複製しやすくなります。
A4に縮小すると文字が小さくなって読みにくい資料でも、A3のまま扱えるので便利です。
A3スキャンは、紙の資料をPDF化して保管したいときや、メールで共有したいときに役立ちます。
特に事務所や教室、店舗では、紙の資料をあとから探しやすくするために電子化する場面が増えています。
A3までスキャンできると、資料管理の自由度が大きく上がります。
どちらの機種もA3対応の複合機として、紙とデータを行き来する作業に強いモデルです。
両面コピー・両面スキャンの便利さ
両面コピーや両面スキャンは、使ってみると便利さを実感しやすい機能です。
MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWは、どちらもADFを備えており、最大50枚の原稿をセットできます。
複数枚の資料を1枚ずつ原稿台に置き直す必要がないため、まとまった書類を処理する時間を減らせます。
両面資料を扱う場面では、片面ずつ手作業で読み取るのはかなり面倒です。
会議資料、契約書、学習プリント、申込書などは両面印刷されていることも多いため、自動で処理できるかどうかは作業効率に直結します。
両面同時スキャンに対応していると、表裏を一度で読み取れるため、電子化の手間を大きく減らせます。
MFC-J7300CDWはスキャン速度も速く、A4カラー・モノクロとも片面最速1.68秒、両面2.7秒です。
スキャンをよく使う人にとっては、読み取りの速さとADFの使いやすさが大きなメリットになります。
書類整理が多い人ほど、コピーやスキャン性能も忘れずにチェックしましょう。
多目的トレイと長尺印刷の差
両機種とも背面の多目的トレイに対応しており、普通紙100枚、はがき50枚、封筒20枚などを給紙できます。
前面トレイにはA4やA3の普通紙を入れたまま、背面からはがきや封筒を印刷できるため、用紙を入れ替える手間が減ります。
これは、請求書、案内状、宛名印刷、店舗の掲示物を扱う人にとって便利です。
一方で、MFC-J7300CDWは長尺用紙にも対応しています。
多目的トレイから、210×900mm、297×900mm、297×1200mmなどの長い用紙を扱えるため、横長の掲示物や案内表示、イベント用の帯状POPなどを作りたい人に向いています。
MFC-J6983CDWはユーザー定義サイズに対応していますが、長尺対応の幅ではMFC-J7300CDWのほうが広いです。
店舗POPや掲示物を作る予定があるなら、長尺印刷の対応差は見逃せません。
普段はA4やA3が中心でも、たまに横長の案内を作れると表現の幅が広がります。
用紙対応の広さを重視するなら、MFC-J7300CDWがより使いやすいでしょう。
封筒・はがき印刷をよく使う人のチェック点
封筒やはがきをよく印刷する人は、多目的トレイの給紙枚数と対応用紙を確認しましょう。
MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWは、どちらも多目的トレイで封筒20枚、はがき50枚に対応しています。
案内状、請求書の封筒、年賀状、DM、店舗のお知らせなどを印刷する人には便利です。
前面トレイだけのプリンターだと、封筒やはがきを印刷するたびに用紙を入れ替える必要があります。
多目的トレイがあれば、普通紙を入れたまま別の用紙を使えるため、日常の作業がスムーズになります。
特に、A4資料と封筒を続けて印刷するような事務作業では、用紙の入れ替えが少ないだけでかなり楽です。
ただし、封筒は紙の厚さや形状によって紙詰まりや汚れが起きることがあります。
窓付き封筒や留め金付き封筒などは使えない場合があるため、印刷前に同じサイズの用紙で試し印刷をすると安心です。
きれいに仕上げたい場合は、余白設定や給紙方向も確認しておきましょう。
事務作業がラクになる機能
MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWは、A3対応だけでなく、日々の事務作業を楽にする機能がそろっています。
自動両面プリント、ページレイアウト印刷、ダイレクトプリント、クロだけ印刷、ネットワーク接続など、仕事で使う場面を考えた機能が多いです。
ダイレクトプリントは、パソコンを使わずにUSBメモリーからデータを印刷できる機能です。
急ぎで資料を出したいときや、共有パソコンを立ち上げる手間を省きたいときに便利です。
また、カラーインクが切れても一定条件のもとでモノクロ印刷を続けられるクロだけ印刷も、急ぎの書類があるときに助かります。
| 機能 | 便利な場面 |
|---|---|
| 自動両面プリント | 紙を節約しながら資料を作る |
| ADF | 複数枚のコピーやスキャンをまとめて処理する |
| 多目的トレイ | 封筒・はがき・A3用紙を使い分ける |
| ダイレクトプリント | USBメモリーから直接印刷する |
| 有線LAN・無線LAN | 複数人でプリンターを共有する |
このような機能があることで、印刷だけでなく、コピー・スキャン・用紙管理までまとめて効率化できます。
事務所や店舗で使うなら、単純な印刷性能だけでなく、毎日の手間をどれだけ減らせるかにも注目しましょう。
結局どっちを選ぶべき?タイプ別おすすめ
MFC-J7300CDWがおすすめな人
MFC-J7300CDWがおすすめなのは、印刷スピード、耐久性、長く使う安心感を重視する人です。
A4カラー・モノクロとも約28ipmで、ファーストプリントも短いため、日常的に書類を印刷する環境で力を発揮します。
さらに、約30万ページまたは7年間という製品寿命の目安があるため、印刷枚数が多い人にも向いています。
また、両面印刷の速度もMFC-J6983CDWより速く、紙を節約しながら資料を作る人に便利です。
会議資料、教材、店舗チラシ、社内文書などをまとめて印刷する機会が多いなら、MFC-J7300CDWを選ぶメリットは大きいです。
長尺印刷に対応している点も、掲示物や案内表示を作る人には魅力です。
特に、仕事で毎日使うならMFC-J7300CDWが本命です。
本体価格だけを見ると迷うかもしれませんが、速度、耐久性、用紙対応の広さを考えると、長期的には満足しやすい選択になります。
「買い替え後に作業をもっと楽にしたい」という人に合うモデルです。
MFC-J6983CDWがおすすめな人
MFC-J6983CDWがおすすめなのは、A3対応複合機の基本機能をしっかり使いたいけれど、最新性能までは必要ない人です。
A3印刷、A3コピー、A3スキャン、ファクス、2段トレイ、多目的トレイに対応しており、事務作業に必要な機能はかなりそろっています。
印刷頻度がそこまで高くない人なら、十分使いやすいモデルです。
A4カラー約20ipm、モノクロ約22ipmという速度は、家庭や小規模事務所で使うには十分な場面が多いです。
月に数十枚から数百枚程度の印刷で、急ぎの大量印刷があまりないなら、不満は出にくいでしょう。
A3の資料を時々扱う、封筒やはがきも印刷したい、コピーやスキャンも1台で済ませたい人に向いています。
MFC-J6983CDWは、A3複合機を手頃に導入したい人にとって候補になります。
ただし、販売状況や価格は時期によって変わるため、購入前には新品・中古・在庫品の状態をよく確認しましょう。
安さを重視する場合でも、インクの入手性や保証の有無はチェックしておくと安心です。
価格差があるときの判断基準
MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWで価格差がある場合、単純に安いほうを選ぶのではなく、印刷枚数で考えるのがおすすめです。
月に数十枚程度ならMFC-J6983CDWでも十分ですが、月に数百枚以上印刷するならMFC-J7300CDWの速度と耐久性が効いてきます。
価格差を見るときは、「本体価格」「インクコスト」「使う年数」「印刷待ちの時間」をまとめて考えましょう。
MFC-J7300CDWはカラー約7.5円、モノクロ約2.0円で、MFC-J6983CDWよりわずかに低コストです。
差は小さいものの、印刷枚数が多いほど積み重なります。
価格差だけで判断すると、使い始めてから不便さに気づくことがあります。
特に、両面印刷や大量印刷をよく使う人は、MFC-J7300CDWのほうが快適です。
反対に、A3対応が目的で印刷頻度が低いなら、MFC-J6983CDWを選んでも満足しやすいでしょう。
自分の使い方に価格差が見合うかを考えることが大切です。
中古・型落ちを選ぶときの注意点
MFC-J6983CDWを中古や型落ちで探す場合は、状態確認がとても重要です。
プリンターは見た目がきれいでも、内部の使用状況によって状態が大きく変わります。
特に、印刷枚数、ノズルの状態、給紙ローラー、ADF、スキャナー、廃インクまわり、付属品の有無は確認したいポイントです。
中古品では、インクが固まりかけていたり、長期間使われていなかったりすることもあります。
印刷テストの結果を見せてもらえるなら、文字のかすれ、色抜け、スジ、紙送りのズレがないか確認しましょう。
また、保証がない商品は、購入後に修理費がかかる可能性もあります。
MFC-J7300CDWを新品で買うか、MFC-J6983CDWを安く買うかで迷う場合は、保証と使用履歴を重視しましょう。
仕事で使うなら、トラブル時に止まるリスクは大きな問題です。
中古・型落ちはお得に見えますが、毎日使う予定なら、少し高くても状態のよいものを選ぶほうが安心です。
後悔しない最終チェックリスト
最後に、MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWのどちらを選ぶか迷ったときは、使い方を具体的に思い浮かべてみましょう。
「A3が必要か」「毎月どれくらい印刷するか」「カラー印刷が多いか」「両面印刷を使うか」「コピーやスキャンの頻度は高いか」を確認すると、選ぶべき機種が見えてきます。
MFC-J7300CDWは、速さ、耐久性、長尺印刷、長期使用を重視する人に向いています。
MFC-J6983CDWは、A3複合機として必要な機能を押さえつつ、コストを抑えて導入したい人に向いています。
どちらもA3対応の便利な複合機ですが、印刷量が多い人ほどMFC-J7300CDWを選ぶ価値が高まります。
| チェック項目 | MFC-J7300CDWを選びやすい人 | MFC-J6983CDWを選びやすい人 |
|---|---|---|
| 印刷頻度 | 毎日使う・大量印刷する | 週数回・必要なときに使う |
| 速度 | 待ち時間を減らしたい | 標準的な速度で十分 |
| 耐久性 | 長くしっかり使いたい | 印刷量は多すぎない |
| 用紙対応 | 長尺印刷も使いたい | A3・封筒・はがき中心 |
| 選び方 | 仕事用の本命 | 導入しやすいA3複合機 |
迷ったときは、今の使い方ではなく、これから増えそうな作業量まで考えるのがおすすめです。
プリンターは長く使うものなので、少し余裕を持って選ぶと後悔しにくくなります。
まとめ
MFC-J7300CDWとMFC-J6983CDWは、どちらもA3印刷、A3コピー、A3スキャン、ファクスに対応した便利なブラザーの複合機です。
違いを整理すると、MFC-J7300CDWは印刷速度、ファーストプリント、両面印刷、耐久性、長尺印刷への対応で優れています。
仕事で毎日使う人、大量印刷する人、長く安心して使いたい人にはMFC-J7300CDWが向いています。
一方、MFC-J6983CDWはA3複合機として必要な機能を備えつつ、印刷頻度が高すぎない環境で使いやすいモデルです。
価格を抑えてA3対応機を導入したい人に合います。
最終的には、印刷枚数、使う年数、速度へのこだわり、設置場所を基準に選ぶと失敗しにくいです。



