この記事では、ブラザーインクジェット複合機DCP-J4250NとDCP-J4143Nの違いを比較します。どちらも大容量インク搭載のA4複合機なので、迷いやすい2機種です。
結論からいうと、長く使うならDCP-J4250N、価格を抑えて基本性能を重視するならDCP-J4143Nが選びやすいです。印刷速度やADFなどは大きく変わりません。
そこで、インク容量、印刷コスト、消費電力、使いやすさなどを7項目で整理します。購入前に見るべき違いを先に確認して、自分に合うモデルを選びましょう。
先に結論、長く使うならDCP-J4250N、価格重視ならDCP-J4143N
DCP-J4250NとDCP-J4143Nは、どちらもプリント・コピー・スキャンに対応したブラザーのA4インクジェット複合機です。
大きな方向性は近いものの、DCP-J4250Nはインク容量や省エネ性が強化された新しいモデル、DCP-J4143Nは基本性能がそろった従来モデルとして比較できます。
比較表で先に違いを確認
まずは、主な違いを一覧で確認しましょう。
| 比較項目 | DCP-J4250N | DCP-J4143N |
|---|---|---|
| インク容量の目安 | ブラック約17本分、カラー約14本分 | ブラック約16本分、カラー約10本分 |
| A4文書インクコスト | カラー約4.1円、モノクロ約0.8円 | カラー約4.5円、モノクロ約0.8円 |
| 印刷速度 | カラー約19ipm、モノクロ約20ipm | カラー約19ipm、モノクロ約20ipm |
| 消費電力 | スリープ時約0.8W、電源OFF時約0.1W | スリープ時約1.4W、電源OFF時約0.2W |
| メモリー容量 | 256MB | 128MB |
| 稼働音 | 約54dBA | 約57dBA |
| 対応インク | LC516・LC516XLシリーズ | LC416・LC416XLシリーズ |
| 本体サイズ | W435×D343×H180mm | 435×343×180mm |
| ADF | 普通紙最大20枚 | 普通紙最大20枚 |
| 自動両面印刷 | あり | あり |
大きな違いは、印刷速度や本体サイズではなく、インク容量、カラー印刷コスト、消費電力、メモリー容量、稼働音です。
特にカラー印刷が多い人は、DCP-J4250Nのほうがインク容量とカラー印刷コストで有利です。
どっちを選ぶかの結論
選び方をシンプルにまとめると、次の通りです。
| 選び方 | おすすめ機種 | 理由 |
|---|---|---|
| 長く使いたい | DCP-J4250N | インク容量、省エネ性、メモリー容量で有利 |
| カラー文書をよく印刷する | DCP-J4250N | カラーインク容量とカラー印刷コストに差がある |
| 価格を抑えたい | DCP-J4143N | 型落ちとして安く買える可能性がある |
| 基本性能があれば十分 | DCP-J4143N | 印刷速度、ADF、自動両面印刷、本体サイズは近い |
| 最新モデルを選びたい | DCP-J4250N | 新しい仕様のインク型番に対応している |
DCP-J4250Nは、新しいモデルとして細かな使いやすさが底上げされています。
一方で、DCP-J4143NもA4文書印刷、コピー、スキャン、ADF、自動両面印刷、有線LAN・無線LANに対応しているため、基本機能だけを見ると十分な性能があります。
DCP-J4250NとDCP-J4143Nを7項目で比較
ここからは、DCP-J4250NとDCP-J4143Nの違いを7項目で詳しく見ていきます。
購入後の満足度に関わりやすい、インク代、使いやすさ、設置性を中心に確認しましょう。
インク容量の違い
| 比較項目 | DCP-J4250N | DCP-J4143N |
|---|---|---|
| ブラックインク容量の目安 | 標準モデル約17本分 | 標準モデル約16本分 |
| カラーインク容量の目安 | 標準モデル約14本分 | 標準モデル約10本分 |
| A4モノクロ印刷可能枚数の目安 | 約6,000ページ | 約6,000枚 |
| インク切れ対策 | カートリッジが空でも約200ページ印刷可能 | カラー切れ時に最長30日間クロだけ印刷に対応 |
インク容量で見ると、DCP-J4250Nのほうが特にカラーインクで有利です。
ブラックは大きな差ではありませんが、カラーはDCP-J4250Nが約14本分、DCP-J4143Nが約10本分とされています。
カラーの文書、グラフ、学校プリント、仕事用資料をよく印刷するなら、カラーインク容量に余裕があるDCP-J4250Nのほうが交換頻度を抑えやすいです。
ただし、DCP-J4143Nも大容量インク搭載モデルなので、家庭用の標準的な文書印刷なら十分候補になります。
印刷コストの違い
| 比較項目 | DCP-J4250N | DCP-J4143N |
|---|---|---|
| A4カラー文書インクコスト | 約4.1円/ページ | 約4.5円/ページ |
| A4モノクロ文書インクコスト | 約0.8円/ページ | 約0.8円/ページ |
| コスト面での注目点 | カラーがやや安い | モノクロは同等水準 |
印刷コストは、モノクロではほぼ同じ水準です。
差が出るのはカラー文書で、DCP-J4250Nは約4.1円、DCP-J4143Nは約4.5円とされています。
1枚あたりの差は小さく見えますが、カラー印刷が多い家庭や小規模オフィスでは、積み重なると差が出ます。
モノクロ中心なら大差は少なく、カラー中心ならDCP-J4250Nが有利と考えると選びやすいです。
消費電力の違い
| 比較項目 | DCP-J4250N | DCP-J4143N |
|---|---|---|
| コピー時 | 約21W | 約21W |
| スリープモード時 | 約0.8W | 約1.4W |
| 電源OFF時 | 約0.1W | 約0.2W |
コピー時の消費電力は、どちらも約21Wです。
違いがあるのは待機中で、DCP-J4250Nはスリープ時約0.8W、電源OFF時約0.1Wと、DCP-J4143Nより低くなっています。
プリンターは使っていない時間のほうが長いことも多いため、常時設置しておくなら待機時の省エネ性も見ておきたいポイントです。
電気代だけで大きな差が出るとは限りませんが、省エネ性まで重視するならDCP-J4250Nが選びやすいです。
メモリー容量の違い
| 比較項目 | DCP-J4250N | DCP-J4143N |
|---|---|---|
| メモリー容量 | 256MB | 128MB |
| 見るべきポイント | 新モデルのほうが余裕あり | 基本用途なら十分 |
DCP-J4250Nはメモリー容量が256MB、DCP-J4143Nは128MBです。
プリンターのメモリーは、印刷データの処理や複合機の動作に関わる部分です。
家庭で数枚ずつ印刷する使い方なら体感差が出にくい場合もありますが、複数ページの資料、画像入り文書、家族や仕事での共有利用が多いなら余裕のある仕様は安心材料になります。
長期利用や複数人での利用を考えるならDCP-J4250Nのほうが余裕を見込みやすいです。
稼働音の違い
| 比較項目 | DCP-J4250N | DCP-J4143N |
|---|---|---|
| 稼働音 | 約54dBA | 約57dBA |
| 静音モード | あり | あり |
稼働音は、DCP-J4250Nが約54dBA、DCP-J4143Nが約57dBAです。
数値上はDCP-J4250Nのほうが低く、静音性を少しでも重視したい人には見逃せない違いです。
夜間に印刷する、リビングや寝室の近くに置く、在宅ワークのデスク周辺で使うといった場合は、動作音の小ささが使いやすさにつながります。
ただし、どちらも静音モードに対応しているため、静かさを最優先するならDCP-J4250N、通常利用ならDCP-J4143Nも十分です。
対応インク型番の違い
| 比較項目 | DCP-J4250N | DCP-J4143N |
|---|---|---|
| 対応インク | LC516・LC516XLシリーズ | LC416・LC416XLシリーズ |
| 注意点 | 新しい型番のインクを使う | 従来型番のインクを使う |
| 購入時の確認 | 本体名とインク型番を必ず照合 | 本体名とインク型番を必ず照合 |
DCP-J4250NとDCP-J4143Nでは、対応インク型番が違います。
DCP-J4250NはLC516・LC516XLシリーズ、DCP-J4143NはLC416・LC416XLシリーズです。
見た目や機種名が近いため、買い替え時や予備インク購入時に間違えないよう注意が必要です。
本体価格だけでなく、交換インクの価格や入手しやすさまで確認してから選ぶと、購入後の失敗を防ぎやすくなります。
基本機能と設置性の違い
| 比較項目 | DCP-J4250N | DCP-J4143N |
|---|---|---|
| 基本機能 | プリント・コピー・スキャン | プリント・コピー・スキャン |
| ファクス | なし | なし |
| ADF | 普通紙最大20枚 | 普通紙最大20枚 |
| 自動両面印刷 | あり | あり |
| 有線LAN | あり | あり |
| 無線LAN | あり | あり |
| 本体サイズ | W435×D343×H180mm | 435×343×180mm |
| 質量 | 約8.9kg | 約8.8kg |
基本機能はかなり近いです。
どちらもプリント、コピー、スキャンに対応し、ADF、自動両面印刷、有線LAN、無線LANを備えています。
本体サイズもほぼ同じなので、置き場所で大きく迷う必要は少ないでしょう。
つまり、DCP-J4250NとDCP-J4143Nは、機能の有無よりも、インクまわりや省エネ性の差で選ぶ比較になります。
DCP-J4250NとDCP-J4143Nをおすすめする人
ここまで比較した内容をもとに、それぞれどんな人に向いているかを整理します。
どちらも基本性能は高いので、使用頻度と重視するポイントで選びましょう。
DCP-J4250Nをおすすめする人
DCP-J4250Nは、長く使うことを前提に新しいモデルを選びたい人に向いています。
特にカラー文書の印刷が多い人、インク交換の手間を減らしたい人、待機時の消費電力や稼働音も気になる人には相性がよいです。
おすすめする人は次の通りです。
- カラー文書や資料をよく印刷する人
- 新しいモデルを選びたい人
- インク容量を重視する人
- 待機時の省エネ性を重視する人
- 長期利用を前提にしたい人
- 家族や仕事で複数人が使う人
DCP-J4250Nは、劇的に別物というより、DCP-J4143Nの良さを引き継ぎながら細かな部分を強化したモデルです。
迷ったときに長く使う安心感を優先するならDCP-J4250Nが選びやすいです。
DCP-J4143Nをおすすめする人
DCP-J4143Nは、基本性能を重視しつつ、本体価格を抑えたい人に向いています。
印刷速度、ADF、自動両面印刷、有線LAN、無線LAN、本体サイズはDCP-J4250Nと近いため、日常的な文書印刷なら十分使いやすいモデルです。
おすすめする人は次の通りです。
- 型落ち価格で安く買いたい人
- モノクロ文書中心で使う人
- 基本機能がそろっていれば十分な人
- ADFや自動両面印刷を使いたい人
- 本体価格を優先したい人
- すでにLC416系インクを使っている人
DCP-J4143Nは、カラー印刷コストや省エネ性ではDCP-J4250Nに一歩譲ります。
それでも基本性能は近いため、価格差が大きいならDCP-J4143Nを選ぶメリットも十分あります。
購入前に確認したい3つの注意点
DCP-J4250NとDCP-J4143Nで迷ったら、スペックだけでなく購入条件も確認しましょう。
特に本体価格、対応インク、用途の3つは、購入後の満足度に直結します。
本体価格は販売店や時期で変わる
プリンター本体の価格は、販売店、在庫状況、セール時期によって変わります。
DCP-J4143Nは従来モデルなので、タイミングによってはDCP-J4250Nより安く購入できる可能性があります。
ただし、価格差が小さい場合は、インク容量や省エネ性で有利なDCP-J4250Nを選ぶほうが納得しやすいです。
本体価格だけでなく、インク代を含めた総額で比較するのがおすすめです。
対応インク型番を間違えない
DCP-J4250NとDCP-J4143Nは、対応インク型番が異なります。
DCP-J4250NはLC516・LC516XLシリーズ、DCP-J4143NはLC416・LC416XLシリーズです。
旧モデルから買い替える場合、手元の予備インクがそのまま使えるとは限りません。
購入前には、本体型番とインク型番をセットで確認しましょう。
予備インクをまとめ買いする人ほど、型番違いには注意が必要です。
写真画質より文書印刷向きで選ぶ
DCP-J4250NとDCP-J4143Nは、どちらも全色顔料インクの大容量モデルです。
顔料インクは文書やグラフをくっきり印刷しやすい一方、写真印刷を最優先する人は、写真向けモデルも比較したほうがよい場合があります。
学校プリント、仕事の資料、申請書、宛名、表やグラフなどを多く印刷するなら、どちらも候補に入ります。
写真メインではなく文書印刷メインで選ぶと失敗しにくいです。
ブラザーDCP-J4250NとDCP-J4143Nの比較でよくある質問
DCP-J4250NとDCP-J4143Nを選ぶ前に、よくある疑問を整理します。
Q1. DCP-J4250NとDCP-J4143Nはどっちが新しいですか?
A1. DCP-J4250Nのほうが新しいモデルです。インク容量、待機時の消費電力、メモリー容量、稼働音などでDCP-J4143Nより有利な点があります。
Q2. 印刷速度に違いはありますか?
A2. A4普通紙の印刷速度は、どちらもカラー約19ipm、モノクロ約20ipmです。速度だけで選ぶなら大きな差はありません。
Q3. インク代が安いのはどちらですか?
A3. モノクロはどちらも約0.8円/ページですが、カラーはDCP-J4250Nが約4.1円/ページ、DCP-J4143Nが約4.5円/ページです。カラー印刷が多いならDCP-J4250Nが有利です。
Q4. DCP-J4143Nを選んでも後悔しませんか?
A4. 価格差が大きく、文書印刷中心で使うならDCP-J4143Nでも十分候補になります。ADF、自動両面印刷、有線LAN、無線LANなど基本機能はそろっています。
Q5. 対応インクは同じですか?
A5. 同じではありません。DCP-J4250NはLC516・LC516XLシリーズ、DCP-J4143NはLC416・LC416XLシリーズです。インク購入時は型番を必ず確認しましょう。
Q6. 家庭用ならどちらがおすすめですか?
A6. 印刷枚数が多い家庭やカラー資料が多い家庭ならDCP-J4250N、価格を抑えて文書印刷を中心に使う家庭ならDCP-J4143Nが選びやすいです。
ブラザーDCP-J4250NとDCP-J4143Nの比較まとめ
DCP-J4250NとDCP-J4143Nは、どちらも大容量インク搭載のA4インクジェット複合機です。印刷速度、本体サイズ、ADF、自動両面印刷、有線LAN・無線LANなどの基本性能は近く、日常的な文書印刷ならどちらも使いやすいモデルです。
結論として、長く使うならDCP-J4250N、本体価格を抑えたいならDCP-J4143Nが選びやすいです。DCP-J4250Nはカラーインク容量、カラー印刷コスト、省エネ性、メモリー容量、稼働音で有利です。
一方で、DCP-J4143Nも基本機能は十分です。価格差が大きい場合は、DCP-J4143Nを選ぶメリットもあります。購入前には、本体価格だけでなく、対応インク型番と交換インクの価格まで確認して選びましょう。



