この記事では、ブラザーのA3インクジェット複合機「MFC-J7510CDW」と「MFC-J7500CDW」の違いを比較します。
結論からいうと、今から選ぶならMFC-J7510CDWを軸に検討するのがおすすめです。印刷コストや速度、ネットワーク面で新しい仕様を選びやすいからです。
そこで、印刷速度、ランニングコスト、給紙容量、スキャン、接続方式、設置性まで7項目で比べ、どちらが使い方に合うかを分かりやすく確認します。
先に結論、迷ったらMFC-J7510CDWを軸に検討する
MFC-J7510CDWとMFC-J7500CDWは、どちらもA3プリント、コピー、スキャン、ファクスに対応したビジネス向け複合機です。
大きな方向性は近いものの、MFC-J7510CDWは2026年発売の新しいモデルで、A4モノクロの印刷速度やカラー印刷コスト、ネットワーク周りに差があります。
比較表で先に違いを確認
まずは、購入前に見ておきたい主な違いを一覧で確認しましょう。
| 比較項目 | MFC-J7510CDW | MFC-J7500CDW |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2026年2月下旬予定 | 2022年11月発売モデル |
| A4カラー印刷速度 | 約30ipm | 約30ipm |
| A4モノクロ印刷速度 | 約31ipm | 約30ipm |
| カラー印刷コスト | 約3.9円/ページ | 約4.3円/枚 |
| モノクロ印刷コスト | 約0.8円/ページ | 約0.8円/枚 |
| 最大給紙枚数 | 約600枚 | 約600枚 |
| 本体サイズ | 576×477×375mm | 576×477×375mm |
| 質量 | 約23.4kg | 約24.0kg |
比較すると、基本性能はかなり近いです。
ただし、カラー印刷コストとモノクロ印刷速度はMFC-J7510CDWがやや有利です。大量に文書を印刷するなら、この小さな差が長期的な使いやすさに影響します。
どっちを選ぶかの結論
選び方を先にまとめると、次のように考えると分かりやすいです。
| 重視すること | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 新しい仕様を選びたい | MFC-J7510CDW | 2026年発売予定の新しいモデルだから |
| カラー印刷コストを少しでも抑えたい | MFC-J7510CDW | 公式値ではカラー約3.9円/ページだから |
| 中古や在庫品を含めて価格重視で探したい | MFC-J7500CDW | 販売状況によっては価格面で候補になる可能性があるから |
| 基本機能が近ければ安い方でよい | MFC-J7500CDW | A3、ファクス、両面印刷、給紙容量などは近いから |
迷った場合は、MFC-J7510CDWを基準にして、MFC-J7500CDWの価格が十分に安いかどうかで判断するのが現実的です。
価格差が小さいなら、新しいMFC-J7510CDWを選ぶ方が後悔しにくいでしょう。
MFC-J7510CDWとMFC-J7500CDWを7項目で比較
ここからは、MFC-J7510CDWとMFC-J7500CDWを7項目に分けて詳しく比較します。
どちらもA3対応の高機能モデルなので、単純に新しいか古いかだけでなく、実際の使い方に関わる差を見ていきましょう。
発売時期の違い
| 機種 | 発売時期 | 見方 |
|---|---|---|
| MFC-J7510CDW | 2026年2月下旬予定 | 新しい世代のモデル |
| MFC-J7500CDW | 2022年11月発売モデル | 発売から時間が経ったモデル |
MFC-J7510CDWは、MFC-J7500CDWより新しい時期に登場したA3ビジネスインクジェット複合機です。
プリンターは本体性能だけでなく、OS対応、ドライバー、販売店での入手性、消耗品の案内なども購入後の使いやすさに関わります。
そのため、長く使う前提なら発売時期が新しいMFC-J7510CDWを優先して検討し、MFC-J7500CDWは価格や在庫条件が良い場合の候補にすると選びやすいです。
印刷速度とランニングコストの違い
| 比較項目 | MFC-J7510CDW | MFC-J7500CDW |
|---|---|---|
| A4カラー印刷速度 | 約30ipm | 約30ipm |
| A4モノクロ印刷速度 | 約31ipm | 約30ipm |
| カラー印刷コスト | 約3.9円/ページ | 約4.3円/枚 |
| モノクロ印刷コスト | 約0.8円/ページ | 約0.8円/枚 |
印刷速度は大きく差があるわけではありませんが、MFC-J7510CDWはA4モノクロが約31ipmで、MFC-J7500CDWの約30ipmより少し速い仕様です。
また、カラー印刷コストはMFC-J7510CDWが約3.9円/ページ、MFC-J7500CDWが約4.3円/枚とされています。
少量印刷では体感差が小さいものの、月に数百枚から数千枚印刷する事務所では、カラー1枚あたりの差が積み重なります。
カラー文書を多く印刷するならMFC-J7510CDWが有利です。
インクと印刷枚数の違い
| 比較項目 | MFC-J7510CDW | MFC-J7500CDW |
|---|---|---|
| インク方式 | 4色顔料独立カートリッジ | 4色顔料独立カートリッジ方式 |
| 大容量インク | カラー約5,000ページ、ブラック約6,000ページ | カラー約5,000枚、ブラック約6,000枚 |
| 向いている用途 | 文書印刷が多いオフィス | 文書印刷が多いオフィス |
どちらも全色顔料系の独立カートリッジを採用しており、文書や表、図面、資料印刷に向いています。
染料インク中心の写真向けプリンターというより、文字やグラフをくっきり印刷したいビジネス向けの性格が強いモデルです。
大容量インクに対応している点も共通しており、交換頻度を抑えたい人にはどちらも使いやすいです。
ただし、ランニングコストまで含めるとカラー印刷が多い場合はMFC-J7510CDWの方が選びやすいでしょう。
給紙容量と用紙対応の違い
| 比較項目 | MFC-J7510CDW | MFC-J7500CDW |
|---|---|---|
| トレイ1 | 最大250枚 | 最大250枚 |
| トレイ2 | 最大250枚 | 最大250枚 |
| 背面多目的トレイ | 最大100枚 | 最大100枚 |
| 最大給紙枚数 | 600枚 | 600枚 |
| 自動両面プリント | 最大A3 | 最大A3 |
給紙まわりは、両機種とも2段トレイと背面多目的トレイを備え、最大給紙枚数は600枚です。
A4普通紙、A3用紙、はがき、封筒などを使い分けたい場合にも、トレイを分けられるのは便利です。
また、最大A3の自動両面プリントに対応しているため、A3資料や図面を扱う事務所にも向いています。
給紙容量だけで選ぶなら大きな差はないため、印刷コストや発売時期と合わせて判断しましょう。
スキャン・コピー・ファクス機能の違い
| 比較項目 | MFC-J7510CDW | MFC-J7500CDW |
|---|---|---|
| コピー | A3対応 | A3対応 |
| スキャン | A3対応 | A3対応 |
| 両面同時スキャン | 対応 | 対応 |
| ADF枚数 | 最大50枚 | 最大50枚 |
| ファクス | 対応 | 対応 |
スキャン、コピー、ファクスの基本機能はかなり近いです。
どちらもA3原稿を扱えるため、契約書、図面、教材、掲示物、資料の控えなどをまとめて処理したい場面で役立ちます。
ADFは最大50枚で、両面同時スキャンにも対応しています。
紙の書類をPDF化する機会が多い事務所では、印刷機能だけでなくA3スキャン対応かどうかも重要です。
接続方式とネットワーク周りの違い
| 比較項目 | MFC-J7510CDW | MFC-J7500CDW |
|---|---|---|
| USB | Hi-Speed USB 2.0 | Hi-Speed USB 2.0 |
| 有線LAN | 10Base-T/100Base-TX/1000Base-T | 10Base-T/100Base-TX |
| 無線LAN | IEEE802.11 a/b/g/n | IEEE802.11 a/b/g/n |
| 主な違い | 有線LANがギガビット対応 | 有線LANは100Base-TXまで |
接続方式はどちらもUSB、有線LAN、無線LANに対応しています。
違いとして、MFC-J7510CDWは有線LANが10Base-T/100Base-TX/1000Base-Tに対応しています。
一方、MFC-J7500CDWは10Base-T/100Base-TXまでです。
プリンター単体では劇的な体感差にならない場合もありますが、社内ネットワークに有線接続して複数人で使うなら、ネットワーク仕様が新しいMFC-J7510CDWの方が安心感があります。
本体サイズと設置しやすさの違い
| 比較項目 | MFC-J7510CDW | MFC-J7500CDW |
|---|---|---|
| 本体サイズ | 576×477×375mm | 576×477×375mm |
| 質量 | 約23.4kg | 約24.0kg |
| 最大給紙枚数 | 600枚 | 600枚 |
| 設置性 | ほぼ同等 | ほぼ同等 |
本体サイズは両機種とも576×477×375mmで、設置スペースの考え方はほぼ同じです。
重量はMFC-J7510CDWが約23.4kg、MFC-J7500CDWが約24.0kgで、わずかにMFC-J7510CDWの方が軽いです。
ただし、どちらもA3対応のビジネス向け複合機なので、家庭用A4プリンターのように簡単に移動できるサイズではありません。
購入前には、本体の横幅と奥行きだけでなく、用紙補充、排紙、背面トレイを使うスペースも見ておきましょう。
MFC-J7510CDWとMFC-J7500CDWをおすすめする人
ここまでの比較をふまえると、両機種は基本機能が近い一方で、選ぶ理由は少し変わります。
新しさやランニングコストを重視するならMFC-J7510CDW、価格条件を重視するならMFC-J7500CDWも候補になります。
MFC-J7510CDWがおすすめな人
- 今から長く使うA3複合機を選びたい人
- カラー文書の印刷コストを少しでも抑えたい人
- 有線LANを含めた新しい仕様を重視したい人
- A3印刷、A3スキャン、ファクスを1台でまとめたい人
- 価格差が小さいなら新しいモデルを選びたい人
MFC-J7510CDWは、2026年発売予定の新しいモデルとして選びやすいA3複合機です。
特に、カラー印刷コストやA4モノクロ印刷速度、有線LANの仕様などを見ると、MFC-J7500CDWより一歩新しい内容になっています。
新品購入で迷っているなら、まずMFC-J7510CDWを基準にするのがおすすめです。
MFC-J7500CDWがおすすめな人
- 価格が十分に安い販売先を見つけた人
- A3対応、ファクス、両面印刷、両面同時スキャンが使えればよい人
- 最新モデルに強いこだわりがない人
- 基本性能が近いならコストを優先したい人
- 在庫品や中古品も含めて比較したい人
MFC-J7500CDWは、発売時期こそ古いものの、A3対応の高機能複合機として十分な仕様を備えています。
印刷速度、給紙容量、スキャン、ファクスなどの基本機能はMFC-J7510CDWと近いため、価格条件が良ければ候補に入ります。
ただし、購入先によって在庫、保証、付属品、消耗品の扱いが変わることがあります。
安さだけで選ばず、購入後に必要なサポートを受けられるかも確認しましょう。
購入前に確認したい注意点
MFC-J7510CDWとMFC-J7500CDWを比較するときは、仕様だけでなく販売条件も重要です。
とくに価格や在庫は変動しやすいため、最終判断では購入先の情報も確認しておきましょう。
価格はオープン価格なので販売店で変わる
両機種とも、メーカー側の表示はオープン価格です。
そのため、実際の販売価格は家電量販店、通販サイト、法人向け販売店などで変わる可能性があります。
本体価格だけでなく、送料、延長保証、設置サービス、ポイント還元、インク同時購入の有無まで見ると、実質的な負担が分かりやすくなります。
価格差が小さいならMFC-J7510CDW、価格差が大きいならMFC-J7500CDWも検討という考え方がおすすめです。
在庫や付属品は購入先で確認する
MFC-J7500CDWは発売から時間が経っているため、販売店によって在庫状況が異なる可能性があります。
新品、展示品、中古品、再生品などが混在する場合もあるため、購入前に状態を確認しておくと安心です。
また、USBケーブルやLANケーブルが同梱されないケースもあるため、接続に必要なものを別途用意する必要があるか確認しましょう。
業務で使う場合は、故障時の対応や保証期間も重要です。価格だけでなく、購入後の安心感まで含めて選ぶことが大切です。
MFC-J7510CDWとMFC-J7500CDWの比較でよくある質問
MFC-J7510CDWとMFC-J7500CDWを購入前に比較するとき、よく迷いやすいポイントをまとめます。
Q1. MFC-J7510CDWとMFC-J7500CDWはどっちがいいですか?
A1. 今から新品で選ぶならMFC-J7510CDWがおすすめです。新しいモデルで、カラー印刷コストやA4モノクロ印刷速度、有線LAN仕様などに優位性があります。
Q2. MFC-J7500CDWはもう選ばない方がいいですか?
A2. いいえ、価格条件が良ければ候補になります。A3印刷、A3スキャン、ファクス、最大600枚給紙などの基本機能は充実しています。ただし、在庫や保証条件は購入先で確認しましょう。
Q3. 印刷コストに大きな違いはありますか?
A3. モノクロはどちらも約0.8円で同等ですが、カラーはMFC-J7510CDWが約3.9円/ページ、MFC-J7500CDWが約4.3円/枚です。カラー印刷が多いほどMFC-J7510CDWのメリットが出やすいです。
Q4. 給紙容量はどちらが多いですか?
A4. どちらも最大給紙枚数は600枚です。トレイ1、トレイ2、背面多目的トレイを使えるため、A4用紙とA3用紙などを使い分けたい場合にも便利です。
Q5. A3の両面印刷に対応していますか?
A5. どちらも最大A3の自動両面プリントに対応しています。A3資料や図面、業務用の大判文書を扱う場合にも使いやすい仕様です。
Q6. スキャン機能に違いはありますか?
A6. どちらもA3スキャンや両面同時スキャンに対応し、ADFも最大50枚です。紙書類のPDF化やコピー業務が多い場合にも向いています。
Q7. 家庭用としても使えますか?
A7. 使えますが、本体サイズと重量はビジネス向けです。設置スペースに余裕があり、A3印刷や大量印刷の用途がある家庭なら候補になります。A4中心で少量印刷なら、より小型のモデルも比較した方がよいでしょう。
MFC-J7510CDWとMFC-J7500CDWの比較まとめ
MFC-J7510CDWとMFC-J7500CDWは、どちらもA3印刷、A3スキャン、ファクス、大容量給紙に対応したビジネス向けインクジェット複合機です。
基本機能はかなり近いですが、MFC-J7510CDWは2026年発売予定の新しいモデルで、A4モノクロ印刷速度、カラー印刷コスト、有線LAN仕様などで選びやすい内容になっています。
一方、MFC-J7500CDWは価格条件が良ければまだ候補になります。ただし、発売から時間が経っているため、在庫、保証、付属品、販売状態を確認してから判断することが大切です。
最終的には、価格差が小さいならMFC-J7510CDW、価格差が大きく条件が良いならMFC-J7500CDWという基準で選ぶと失敗しにくいでしょう。



